
MRIとは、強力な磁石と電波を利用して身体の内部を画像化する検査装置です。X線を使うCT検査とは異なり放射線を一切使用しないため、被ばくの心配なく検査を受けていただけます。
脳や脊髄、神経、血管など、骨に囲まれた部位や軟部組織を非常に鮮明に描出できることが最大の特長で、脳梗塞や脳腫瘍、脳動脈瘤、認知症の早期発見など、脳神経外科領域の診断において欠かせない検査です。あらゆる方向の断面像を得られるため、病変の位置や広がりを立体的に把握することができます。
当院が導入したMRI装置は、AIによる画像再構成技術を搭載しています。従来は20〜30分程度かかっていた検査を、条件によっては最短5分程度まで短縮することが可能です。
検査時間が短くなることで、
にも、身体的・精神的な負担を抑えて検査を受けていただけます。また、画像のノイズを抑えながら高精細な画質を保つ処理を行うため、短時間化と画質の両立を実現しています。
MRI装置は超電導磁石を冷却するために「ヘリウム」というガスを使用しますが、ヘリウムは世界的に産出量が限られた希少資源であり、近年その枯渇が懸念されています。
当院の装置は、ヘリウムの使用量・消費量を大幅に抑制した環境配慮型のシステムを採用しています。安定した検査体制を維持しながら資源の消費を抑えることで、患者さまだけでなく、社会や環境にも配慮した医療の提供を目指しています。